第三章

悪魔は人の心に潜み 
隙有らば宿主を巧みに操り
地獄門を開けようとする


神は人の脳で最期に創造され
死の恐怖と痛みから救う幻覚に過ぎない


地獄門を目に前にして初めて神の救いを感じる
その時すでに遅し門は開き甲高いラッパの音とともに
地獄から悪兵は解き放たれる